京都市東山区にある豊国廟(ほうこくびょう)は、豊臣秀吉公をお祀りする廟所です。
麓から数えて約500段もの石段を上り切った先に、高さ約10 mの巨大な五輪塔がそびえる——そんなスケール感も秀吉公らしい墓所です。
詳細情報
所在地 | 京都府東山区今熊野阿弥陀ケ峯町 |
問合せ | 075-561-3802(豊国神社) |
受付 | 8時30分~16時 御朱印・御守り・おみくじ・絵馬などあり |
登拝料 | 100円 |
所要時間 | 約1時間ほど |
駐車場 | 駐車場有 7時30分~17時30分まで(1台500円) |
※情報や画像は撮影時のものです。お出かけの際には直接現地にお問合せ下さい。
駐車場について
豊国廟参道の案内板(石板)の先を進むと、有料の駐車場があります。
いざ!出発!登拝受付と準備
豊国廟参道をひたすら進んで行くと、入り口の大鳥居が見えて来ます。その先の豊国廟神札授興所で入場受付をします。
登拝料100円を納め、社務所の方に簡単な注意事項を聞いてから、いざ石段へ。
頂上までは、約500段の石段を登る事になります。 中間地点よりも先に進むと階段も急勾配になります。手すりなどなく、途中にはトイレや自動販売機などもありません。 しっかりと準備をしたうえで行く事をおススメします。蚊が多いので虫刺され対策もお忘れなく。 また、女性お1人で行かれる場合は、危険が伴わないようにご注意下さい
入口は写真のように薄暗く階段の先も見えず...このまま登って良いものかと不安になりましたが、中に入ってみると、日差しが差し込み明るい雰囲気になっていて安心して先に進む事が出来ました。
石段は秀吉公の没年齢64歳にちなんでおおむね63段ごとに踊り場が設けられています。
中門からが本番!約170段の急勾配
石造りの中門です。ここで少し休憩を取り最後の階段へと向かいます。
中門の木扉に彫られていた「五七桐」の家紋。秀吉公に会いに行けるんだと言う嬉しさが込み上げ、残りの階段を頑張って登りきる事が出来ました✨
中門を過ぎてからは、階段の傾斜もきつくなります。
手すりがないので、私は体を横向きにして上りました。ここからは更に気を付けてお登り下さい。
頂上で出会う五輪塔と京都市街の絶景
最後の石段を踏みしめると視界が開け、重厚な五輪塔と澄んだ空気が迎えてくれます。
こちらで秀吉公にご挨拶をし、ゆっくりと時を過ごします。
五輪塔から左側に行くと展望スペースがあり、そこから清水寺や三重塔など見ることが出来ます。
木々に囲まれた京都ならではの素晴らしい眺めです。
ずっと見ていたかったのですが、この日は蚊も多く早々に切り上げる事に。
登拝される方は、虫刺され対策もお忘れなく(^^♪
国松公の御墳墓
登り口(向かって左側)に、秀吉公の孫にあたる「国松公」の御墳墓と、側室「松の丸殿」の供養塔がありました。
石段は大変でしたが、歴史上の人物ゆかりの地を巡れたのは楽しかったです。
縁起物
神仏研究家の桜井識子さんおすすめの縁起物が豊国廟神札授興所(受付)にありました。
草履の形の絵馬と、出世ぞうりのキーホルダー。
こちらはすべて豊国神社で購入する事も出来ます✨
京都を訪れた際、少し静かな時間を過ごしたいときには、豊国廟を訪ねてみてはいかがでしょうか。歴史と自然がそっと迎えてくれる場所です。