札幌・円山の豊かな森にたたずむ「北海道神宮」。
北海道の開拓とともに歩んできた歴史ある神社で、今では地元の人達の心のよりどころとして親しまれています。広い境内は四季折々の自然に包まれ、参拝に訪れる人々をやさしく迎えてくれます。
早朝の境内は特に清々しく、朝日を浴びながら体操する人、ウォーキングやジョギングを楽しむ人、散歩がてら参拝する人など、暮らしに自然に溶け込んだ姿を見ると、神社が「生活の一部」になっていることを感じられます。観光地でありながら、地域に根差した日常の風景に出会えるのは、北海道神宮ならではの温かさですよね✨
基本情報
公式 | こちら▶ |
所在地 | 北海道札幌市中央区宮ヶ丘474 |
問合せ | 011-611-0261 |
参拝時間 | 4月1日~10月31日:6時~17時 3月:7時~17時 2月と11月~12月31日:7時~16時 |
入館料 | 無料 |
駐車場 | 神社横に駐車場有り 北一条駐車場(約170台) 南一条駐車場(約70台) ・最初の1時間は無料 ・ご祈祷の方は2時間以内無料 (祈祷の方は駐車券を神社に見せる事) |
授与所 | 9時~閉門まで お札・御守り・絵馬・御朱印・縁起物など有 |
トイレ | 境内に数か所あり |
※情報や画像は撮影時のものです。お出かけの際には直接現地にお問合せ下さい。
駐車場について
神社の側には、北一条駐車場と南一条駐車場の2か所の駐車場があります。神社を目指して来ると、看板が設置されているので分かり易く、通りからすぐに入れます。
料金は、最初の1時間は無料。それ以降は1時間ごとに500円。
ご祈祷の方は駐車券を見せれば2時間まで無料で駐車可能です 。
北一条駐車場
第二鳥居近く。参道や社殿へのアクセスが最も良く、たいへん便利です 。
南一条駐車場
こちらは、森の中を抜けて拝殿へ向かう駐車場です。
初日の参拝で停めたのですが、帰りは駐車場の場所が分からず、境内をぐるぐる回るはめに...でも、エゾリスを見ることが出来たので、森林浴も楽しみたい方はこちらがおススメ♪
歴史と由来
北海道神宮のはじまりは明治2年(1869年)。
明治天皇のご勅命により、北海道の国土と開拓を守るため「開拓三神」が札幌に祀られました。当初は「札幌神社」と呼ばれ、現在の円山の地へは明治4年に遷座されています。
その後、昭和39年(1964年)に明治天皇を新たに御祭神に加え、「北海道神宮」と改称。道内の総鎮守として、名実ともに北海道のシンボル的存在となりました。
昭和49年に火災で社殿を失いましたが、御神体は無事で、昭和53年には現在の社殿が再建されています。伊勢神宮と同じ「神明造」で建てられた社殿は、今も清らかな雰囲気を漂わせています。
ご祭神とご利益
北海道神宮では、次の四柱の神さまが祀られています。
大國魂神 | 国土の神さま |
大那牟遲神 大国主神 |
縁結びや開拓、国づくりの神さま |
少彦名神 | 医薬・健康・酒造の神さま |
明治天皇 | 近代日本の礎を築いた天皇 |
ご利益は幅広く、家内安全・厄除け・良縁・健康・安産・交通安全・合格祈願など、生活全般を守ってくださる神社です。
ちなみに、願掛けは何をお願いしても良いそうです✨
境内散策
境内は約18万㎡もの広さがあり、隣接する円山公園の森と一体となって、札幌市街地とは思えないほど自然豊かです。
北海道神宮の敷地内には、リラックスできる広大な森が広がっています。
散策路も整備されていて、静けさの中で森林浴を楽しみながら歩けるのが魅力です。
私が参拝したときには、なんとエゾリスに出会うことができました♪
すばしっこくて小さな体をちょろちょろと動かす姿はとても可愛らしく、思わずカメラを構えて…何とか撮影に成功✨
自然と神社の神聖さが溶け合う北海道神宮では、参拝とともに「小さな森の住人たち」との出会いも楽しめます。
季節や時間帯によっては、また違った出会いがあるかもしれません。
参道
北海道神宮は、参道が素晴らしいです✨
手入れが行き届き、清々しく広く、歩くだけでも満ち足りた気持ちになれます。大切にされているのが伝わる温かさもありました。
神門
北海道神宮の神門は、伊勢神宮ゆかりの神明造を基調とした木造建築です。
華美な装飾を排した落ち着いた意匠は、まさに北海道神宮らしい「静けさと清浄感」を表現しています。
拝殿
北海道神宮の拝殿は、1978年(昭和53年)に再建された木造建築で、伊勢神宮と同じ「神明造」様式が採用されています。シンプルで直線的な美しさを持ち、神社建築の中でも特に清らかさが際立つ造りです。
屋根には千木と鰹木が並び、荘厳な雰囲気を醸し出しています。また、白地に菊花紋章があしらわれた幕(幔幕)が張られていて、天皇を祀る神社らしい気品が漂います。
参拝を終えて
北海道神宮の拝殿は、歴史の重みと清らかな建築美が調和する場所。
観光として訪れる人にとっても、日常的に参拝する地元の人にとっても、心を静かに整える「祈りの中心」です。
訪れた際には、ぜひ拝殿前で深呼吸をして、北海道神宮ならではの澄んだ空気を感じながら手を合わせてみてください。
掲載内容についてのご注意
本記事に掲載している情報や画像は、取材・撮影時点のものです📷✨
施設の情報、営業時間、行事日程などは変更になる場合がありますので、お出かけの際は公式サイトや現地情報をご確認ください🙇