滋賀県

源氏物語ゆかりの花の寺【石山寺】(滋賀県大津市)

今回は滋賀県大津市にある、真言宗東寺派の大本山「石山寺」をご紹介します。

「花の寺」としても有名で、安産・縁結び・厄除けのご利益があるパワースポット。さらに紫式部が『源氏物語』の構想を練った場所としても知られ、歴史や文学が好きな方にはたまらないお寺です。

基本情報

公式 こちら
所在地 滋賀県大津市石山1-1-1
問合せ 077-537-0013
参拝時間 開門8時~閉門16時半
(最終入山16時まで)
入館料 ■石山寺入山料(入山のみ)
中学生~大人600円・小学生250円
■石山寺本堂内陣拝観(入山料別途必要)
中学生~大人500円・小学生250円
■豊浄殿拝観料(入山料は別途必要)
中学生~大人300円・小学生150円

■入山料・本堂内陣拝観・豊浄殿拝観セット
1200円

■入山料・本堂内陣拝観セット
1000円
駐車場 有料駐車場有り/乗用車600円
(石山寺観光駐車場)
寺務所 9時~16時30分
ご利益 安産・厄除け・縁結び・福徳

※撮影時の情報です。最新情報は公式サイトをご確認ください。

駐車場について

石山寺山門まですぐの 石山寺観光駐車場 が便利です。

■石山寺観光駐車場
乗用車/600円 バイク/200円

歴史と由来

創建は奈良時代・天平19年(747年)。東大寺の大仏造立でも知られる高僧・良弁僧正が、この地に如意輪観音像を安置したのが始まりです。

寺名は、境内にそびえる天然記念物「硅灰石(けいかいせき)」から。山のような大岩の上に本堂が建ち、「石の山のお寺=石山寺」と呼ばれるようになりました。

 

紫式部と源氏物語

平安時代、都から近いことから「石山詣」が盛んになり、紫式部もこの地に籠もりました。

中秋の名月を眺め、その美しさに心動かされ『源氏物語』の「須磨」「明石」巻の構想が浮かんだと伝わります。

境内の「源氏の間」では、筆を執る紫式部人形が展示され、物語誕生の空気を感じられます。

 

ご本尊とご利益

ご本尊は日本で唯一の勅封秘仏・如意輪観世音菩薩(33年に一度御開帳)。
安産・縁結び・厄除け・福徳にご利益があるとされ、特に女性からの信仰が厚いお寺です。

ゆりはる
ゆりはる
石山寺を訪れたらぜひ体験してほしいのが「本堂内陣拝観」です。霊験あらたかな不動明王・薬師如来・毘沙門天がまつられ、参拝しながらその場で願掛けもできる特別なスポットです。

 

境内散策

東大門と参道

東大門をくぐると、石畳の参道がまっすぐ伸び、両脇には四季の彩り豊かな木々。

木漏れ日の中を歩くだけで、心が落ち着きます。

初めて訪れましたが、一瞬でこの場所が大好きになりました✨

途中には「光風園」という庭園があり、門の先へは入れませんが、ここから「御所車」を望むことが出来ます。

周りの景色とあいまって平安時代の情景が浮かび、とても素敵な時間に✨

優美な情景に心を満たされたまま、次は「くぐり岩」へと向かいます。

 

願いを込めてくぐる「くぐり岩」

穴をくぐると願いが叶うとされる👏願掛けスポット👏

天井が低いので少しかがんで進みますが距離は短め。

この日は本堂内陣拝観で願掛けを予定していたため、通るだけにしました。

 

本堂(国宝)

👏ご祈願スポット👏

平安後期(1096年)に再建された滋賀県最古級の木造建築で、崖際にせり出す「懸造(かけづくり)」が特徴。足元を硬い硅灰石の岩盤が支えています。本堂横には「源氏の間」も。

紫式部が参籠し『源氏物語』を執筆したと伝わる「紫式部 源氏の間

大河ドラマを見た直後だったこともあり、紫式部の世界観に触れられて、とても嬉しい時間になりました。

 

内陣拝観(有料)👏願掛けスポット👏

本堂の中は撮影禁止のため、中の様子をお見せできないのが残念ですが、神仏研究家・桜井識子さんもおすすめのパワースポット✨

中へ一歩踏み入れると、正面・左右に三体の力強い仏さまがお迎えくださいます。

左手:不動明王像

中央の旧御前立仏・如意輪観音半跏像の左側に安置されているのが、平安時代の不動明王像。弘法大師・空海作と伝わる古像で、桜井さんによれば、このお不動さまは半端なく強い力を持っているそう✨

右手:薬師如来坐像

旧御前立仏・如意輪観音半跏像の右側には、平安時代の薬師如来坐像が鎮座。病や心身の不調を癒す仏さまで、こちらもパワーが強大だとか✨

突き当たり右側:毘沙門天(多聞天)像

さらに突き当たり右側には、高さおよそ5メートルの毘沙門天(多聞天)像が鎮座。願掛けにもおすすめとか✨

ゆりはる
ゆりはる
仏像を眺めるだけで通り過ぎがちですが、ぜひお願い事もしてみてください。願掛けをしなくても強い波動を感じられるそうで、内陣拝観はまさに一見の価値あり✨ 私もしっかりご祈願してきました👏

 

経蔵(重要文化財)と安産の腰掛岩

江戸初期建立の重要文化財。

束の一部が硅灰石に直接据えられ、その岩に腰掛けると安産になると伝えられています。

 

天智天皇の石切り場

7世紀頃、神聖な硅灰石を切り出す重要な採石場として使われた場所。採石跡を間近で見ることができます。

 

鐘楼(重要文化財)

鎌倉時代後期の再建。寺の伝承では源頼朝の寄進とされています。

平安時代の梵鐘が吊るされ、澄んだ音色で知られています。

 

多宝塔(国宝)

鎌倉時代に源頼朝が寄進、日本最古の多宝塔。優美な曲線と落ち着いた佇まいが魅力です。

 

月見亭

高台から瀬田川や琵琶湖を一望できる展望所。平安後期には後白河上皇もここから月を鑑賞したと伝わります。秋には「秋月祭」も開催されます。

 

好きな一枚

 

おわりに

石山寺は、平安の昔から多くの人々に信仰され、文学や歴史、そして自然の美しさが息づく特別な場所です。
本堂や多宝塔をはじめ、紫式部ゆかりの源氏の間、季節ごとに表情を変える参道、願い事を託すくぐり岩や安産の腰掛岩、古代の石切り場跡など、境内には見どころが尽きません。

内陣拝観では、力強い仏さまたちに静かに見守られ、心が整い自然と願い事を伝えたくなります。

歴史を学び、パワーをいただき、花や紅葉を楽しみながら心を癒せる石山寺。ぜひ一度訪れてみてください。きっと自分だけのお気に入りの景色や時間に出会えるはずです✨

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