兵庫県

淡路島の神話スポット【おのころ島神社】―国生みの聖地で縁結び&安産祈願!―(兵庫県南あわじ市)


日本三大鳥居の一つ

淡路島に滞在中、遠くの方に巨大な朱塗りの鳥居が見えました

その圧倒的な存在感に惹かれ、思わず鳥居の方向へ車を走らせてみると――

たどり着いたのは、おのころ島神社でした。


おのころ島神社への入り口

調べてみると、ここはなんと日本神話「国生み伝説」ゆかりの神社だとか✨

日本の国が最初に生まれた“おのころ島”が、この地であるという伝承が残っているそうです。


早朝の大鳥居(好きな一枚)

せっかくなので翌朝、空気の澄んだ早朝に参拝へ。

朝日を浴びた朱の鳥居は金色に輝き、境内には静けさが満ちていました。

【おのころ島神社】基本情報

公式 こちら▶▶▶
所在地 兵庫県南あわじ市榎列下幡多415
問合せ 0799-42-5320(9時-17時)
拝観時間 24時間参拝可能
拝観料 無料
駐車場 神社前に無料駐車場有り
社務所 大鳥居を潜りすぐ右手に社務所が有り
授与所 お札・御朱印・御朱印帳・御守り・清塩など

※こちらは撮影時の情報になります。

駐車場について

神社の前に無料の大型駐車場があります。

 

【おのころ島神社】ご祭神

伊弉諾命・伊弉冉命
日本神話で国づくりを行った夫婦の神さま

菊理媛命
二神の仲を取り持ったとされる神さま

 

ご利益が凄すぎる

縁結び・良縁成就

イザナギとイザナミは、最初に男女の契りを交わした神さま。そのことから、恋愛成就・良縁祈願・夫婦円満のご利益があるとされています。

境内の「鶺鴒石(せきれいいし)」では、赤と白の縄を握ってご縁を願う祈りが人気です💞

願掛け方法は...


  • 新しい出会いを授かりたい方

    『白縄』のみを握り、つづいて『赤縄』のみを握り、そのあと思いを込めてお祈り下さい!

     


  • 今より絆をより深めたい場合

    お二人でご祈願
    男性が『赤縄』、女性が『白縄』を握り、手を繋いで思いを込めてお祈り下さい✨
    お一人さま
    まず、『赤縄』のみを握り、続いて『白縄』のみを握り、そのあと思いを込めてお祈り下さい✨


ぜひ✨お試しを~

 

安産祈願・子宝成就

イザナミは多くの神々を生んだ“母なる神”として知られ、そのお力から安産・子宝・家族円満のご利益があるといわれています。

神社の西側へ少し下ると、「産宮神社(お砂所)」があります。ここには、国生み神話に登場する天の沼矛から
滴り落ちた雫が固まってできたと伝わる、神聖なおのころ島の塩砂が祀られています。

この砂は「命を生んだ神聖な雫」とされ、妊婦さんやその家族が安産と母子の無事を祈って参拝します。

 

金運・招福(大鳥居そばの“三鈷の松”)

大鳥居のそばにある「三鈷の松」は、三本葉の珍しい松。その松葉を拾って財布に入れると、金運上昇・開運招福のご利益があると伝えられています。

参拝の際は足元に落ちている三本葉を探してみましょう🍀

 

夫婦円満・家内安全

日本最初の夫婦神を祀る神社として、結婚後の家庭の幸せや家族の調和を守ってくれるとも信じられています。
夫婦円満・家庭円満・家内安全を願う参拝者も多く、夫婦や家族で訪れるとより深いご加護を受けられるといわれています。

 

【おのころ島神社】境内の見どころ

圧巻!日本三大鳥居のひとつ

まず目に飛び込むのが、高さ21.7メートルの巨大な朱の大鳥居。

京都の平安神宮、広島の厳島神社と並ぶ日本三大鳥居のひとつです。青空を背景にそびえ立つ姿は本当に壮観で、淡路島のランドマーク的存在。

 

拝殿

参道を進み、石段を登ると拝殿が見えてきます。

静かな佇まいに、優しさや温もりが感じられる雰囲気のお社です。

 

八百萬神社

伊弉諾命・伊弉册命の御子神さまをお祀りしています。

 

御神木

拝殿の横にある小さなお社には、御神木が大切に保存されていました。

かつてこの地には、「古い夫婦松(こえ松)」と呼ばれる御神木が立っていたそうです。

樹齢およそ900年を数える立派な松で、仲良く並ぶ二本の姿から“夫婦松”と呼ばれて親しまれていましたが、残念ながら明治時代の前に枯れてしまったと伝えられています。

現在は、その貴重な御神木が小さなお社の中で、丁寧に保管され、静かに祀られています。

 

【おのころ島神社】参拝を終えて

大きな朱い鳥居の迫力とは対照的に、境内はとても静かで、地元の方々に大切に守られていることが伝わる、あたたかな雰囲気の神社でした。

淡路島を巡る中で「国生み伝説」という言葉を耳にし、それまでは深く考えたことのなかった日本神話に、実際に神社を訪れることでぐっと興味が湧きました。

地元の方に沼島の話を聞き、このあと実際に島へ渡って、さらに国生み神話の舞台を訪ねました。
おのころ島神社から始まったこの小さな旅が、日本の神話をより身近に感じるきっかけになりました✨

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