淡路島七福神めぐりー長林寺ー
淡路島七福神めぐり▶▶▶
淡路島の西海岸、五色町ののどかな丘の上にある【長林寺】は、七福神のひとつ福禄寿をお祀りするお寺です。
創建は奈良時代までさかのぼり、行基菩薩が開いたと伝えられる歴史ある古刹。境内は穏やかな空気に包まれ、地元の方々にも愛され続けています。
時を重ねた美しさが感じられる、温かみのあるお寺でした。
福禄寿は、中国道教に由来する神さまで、「福・禄・寿」の三つの幸福を授けるといわれています。
長い頭と白いひげが特徴で、知恵と長寿の象徴として描かれます。人々に家庭円満、財運、健康をもたらす神として信仰され、七福神の一柱にも数えられています。
いつもにこやかで、周りを和ませる笑顔の神さまです。
長林寺さんは、七福神めぐりの最後に訪れたお寺です。
境内に入ると、ちょうど寺護り(ご住職)の方がいらっしゃいましたが、これから法要に出かけられるとのこと。今回はご祈祷は受けられず、色紙に御朱印だけをいただきました。
本堂の中でご祈願だけはさせていただけるとのことで、短い時間でしたが中へ。内陣の雰囲気がとても素晴らしく、ゆっくりと祈祷を受けたかったというのが正直な気持ちです。
ちなみに、えびす様をお祀りする萬福寺さんでも、ちょうど法要の最中で祈祷は受けられませんでした。どちらも素敵なお寺なので、確実に祈祷を希望される方は、事前に問い合わせてから訪れるのがおすすめです。
【長林寺】基本情報
お寺で買える福禄寿さんおみくじ
公式 | こちら▶ |
所在地 | 兵庫県洲本市五色町都志万歳975 |
問合せ | 0799-33-0121 |
参拝時間 | 8時~17時 (お参りは24時間可能) |
拝観料 | 無料(祈願料300円) |
駐車場 | 無料駐車場有り |
寺務所 | 御朱印・御守り・おみくじなど |
※撮影時の情報です。
山号 | 平栖山 清浄院 長林寺 |
宗派 | 高野山真言宗 |
ご本尊 | 十一面観世音菩薩 大日如来 |
七福神 | 福禄寿(大望の神様) |
ご利益 | 子孫繁栄・金運・長寿 |
駐車場に着いて
長林寺から少し離れた場所に無料の駐車場があります。
歩道橋を渡り、進んだ先の分かれ道を右に進むと、右手にトイレがあり、その先が長林寺です。
専用の駐車場から長林寺さんまでは、行き方が分からず迷ってしまいましたが、お寺に着いたら、敷地内に車が停められていました...。
【長林寺】の歴史
奈良時代・天平9年(737年)、行基菩薩が十一面観音菩薩を本尊として開創したのが始まりと伝えられます。
平安期には七堂伽藍を備え、多くの僧侶が修行する大寺院でした。
その後、中世の戦乱で一時衰退しますが、室町時代に本高上人が再興。淡路西国三十三ヶ所霊場を開いたことでも知られています。
【長林寺】境内めぐり
淡路島七福神めぐり▶▶▶
【長林寺】本堂と観音堂
本堂の右側に受付兼入り口があり、そこから中へ入ります。
堂内は完全撮影禁止のため、写真はありませんが、仏様が安置されている場所を記してみました。
冒頭でも触れたように、この日は寺護りの方が法要に出かける予定があり、七福神ハッピー券の祈祷は受けられませんでした。祈願はさせてもらえたので、内陣で七福神の願掛けはしっかりとする事が出来ました。
建物は外観からも時代を感じさせる造りで、本堂と観音堂は並んで建つように配置されています。どちらも長い年月を経た木の質感が残っており、堂内も同じく歴史の重みと温かみが漂っていました。
少し暗がりの中、どこか懐かしい安心感を覚える空間。古さがそのまま心地よさに変わる――そんな穏やかな本堂と観音堂でした。
福禄寿が描かれた階段
今回のお参りで、特に楽しみにしていたのがこちら―福禄寿が描かれた階段✨
実際に目にした瞬間、「これだこれだ~」と声が出るほどの感激✨柔らかな色合いで描かれた福禄寿さまの姿がとても印象的で、階段全体から優しい福の気配が伝わってきました。
七福神めぐりの中でも、この長林寺ならではの見どころの一つです💕
【長林寺】のお参りを終えて
長林寺の本堂は、淡路島七福神の霊場の中でも特に落ち着きと重みを感じるお堂です。
外観の美しさだけでなく、内陣に流れる静謐な空気こそ、このお寺の魅力。
福禄寿さまの笑顔に導かれるように本堂へ足を運び、静かに手を合わせる時間が、心をやわらかく包んでくれます。
七福神で集めた御朱印とハッピー券での粗品や福笹
7か所巡ってご朱印を頂いた金色の色紙✨
こちらが、ハッピー券で7か所巡った最後のお寺で授かった福笹です✨
同じく、ハッピー券で各お寺さんで頂いた記念品✨
(記念品は内容が変更になる事もあります)
7か所巡って集めた七福神のおみくじ✨
癒される~💕