神在祭とともに受け継がれてきた習わし事
出雲大社に参拝するとき、ぜひ体験してほしいのが「稲佐の浜でのお砂取り」です。
稲佐の浜は神迎神事の舞台であり、また国譲り神話が伝わる特別な地。この浜で砂をいただき、出雲大社の素鵞社に奉納する――それが古くから続く神聖な風習です。

稲佐の浜 基本情報
所在地 | 島根県出雲市大社町杵築北2844-73 |
料金 | 入場無料 |
駐車場 | 海岸の入り口手前に無料駐車場有り ■第一駐車場 |
トイレ | 駐車場に設置 こちらで手洗も出来ます |
出雲大社まで | 車:3分 徒歩:15分(12㎞) |

稲佐の浜とは? ― 神迎神事の舞台であり、国譲り神話の地
稲佐の浜は、出雲大社から西へ約1km、日本海に面した美しい砂浜です。古事記に記される「国譲り神話」の舞台であり、毎年旧暦10月10日には全国の神々をお迎えする「神迎神事」が行われる、まさに聖地といえる場所です。
参拝者はこの稲佐の浜で砂をいただき、出雲大社の御本殿裏に鎮座する素鵞社に納めるのが習わしになっています。これが「お砂取り」です。
「お砂取り」の意味と由来
稲佐の浜の砂は、神々をお迎えする場所の砂であることから特別視されています。これを出雲大社の素鵞社へ納めることで、浜の力強い砂と社の清められた砂が交換され、より強い祓い清めの力を授かると伝えられています。
つまり「お砂取り」とは、 神迎えの地から力をいただき、それを社に奉納し、さらに清められた砂をいただく祈りの循環 を意味するのです。
お砂取りのやり方
1. 稲佐の浜で砂をいただく
浜辺のきれいな砂を、袋や小さな容器に「ほんの少し」いただきます。
大量に採るのはマナー違反ですので注意しましょう。
お砂を入れる袋があると便利です。私は、ジップロックなどを使用しています。数枚持って行くと、砂を取る時にも便利です。
2. 出雲大社・素鵞社に納める
御本殿の裏手にある素鵞社の床下に、稲佐の浜から持ってきた砂を納めます。
3. 素鵞社の清められた砂をいただく
代わりに、素鵞社の床下に置かれている清めの砂をいただき、家に持ち帰ります。
お砂のご利益と使い方
いただいた砂は「清めの砂」と呼ばれ、さまざまな使い方があります。
- 家の敷地や玄関に撒く → 災厄除け・家内安全
- 新築や引っ越しの際 → 土地の清め
- 旅行や出張時 → 携帯して安全祈願
参拝者へのアドバイス
- 準備物:小袋やジップ付きの袋を持って行くと便利です。
- おすすめルート:稲佐の浜でお砂取り → 出雲大社素鵞社で奉納と交換 → 御本殿・拝殿参拝、という流れが自然です。
- 注意点:観光感覚での砂の大量採取は避けましょう。お砂取りは神聖な儀式であることを忘れずに。
出雲旅のしめくくりに
稲佐の浜でのお砂取りは、ただの参拝体験ではなく、 「神迎えの浜」から「出雲大社」そして「自宅」へと続く祈りのリレー です。はじめての方でも安心して体験できます。
出雲の海風を感じながら浜で砂をいただき、素鵞社で清めの砂を受け取る――その一連の流れは、出雲大社参拝の醍醐味ともいえる特別な体験です。
ぜひ、出雲参拝の際には「稲佐の浜でのお砂取り」を実践してみてください。きっと心強いご縁と守りをいただけるはずです✨