香川県

おもしろい事を楽しんでくれる素敵な神様【石清尾八幡宮】(香川県高松市)

香川県高松市のまちなかに、千年以上の歴史をもつ神社があります。

“いわせおさん”と親しまれる 石清尾八幡宮(いわせをはちまんぐう)。

安産祈願や厄除け、家内安全、学業成就まで幅広くご利益があるとされ、地元の人はもちろん観光客の方も気軽に立ち寄れる雰囲気の神社です。

ゆりはる
ゆりはる
実際に参拝してみて感じたのは、境内の静けさや厳かな空気だけではなく、人の温かさでした。授与所で分からないことを尋ねると、神主さんが素敵な言い回しで答えてくださり、それまで緊張していた私の心がほっと和みました。些細なやり取りでしたが、その一瞬で参拝がぐっと楽しく感じられて「来てよかった」と心から思えました。

基本情報

公式 こちら▶▶▶
所在地 香川県高松市宮脇町1-30-3
問合せ 087-862-5846
参拝時間 24時間可能
拝観料 無料
駐車場 無料の駐車場あり
社務所 8時~17時
授与所 御朱印・御朱印帳・お札・御守り・絵馬など
※いがらしゆみこさんデザインの素敵な御朱印帳がありました。お財布に入るカード型の御守りもあります(カード型の御守りは子供が毎日持ち歩く財布に入れられるので有り難い✨)
トイレ 綺麗なトイレ有り

※訪問時の情報です。最新情報は事前にご確認ください。

駐車場について

神社のすぐそばに、参拝者専用の無料駐車場があります。
境内に向かって左手に第2駐車場、神社正面から右奥に進んで行くと、車祈祷の方などの第一駐車場があります。

こちらは、第2駐車場です。イベント時は交通規制のため使用不可となります。

 

歴史と由来

石清尾八幡宮の始まりは延喜18年(918年)。八幡大神が亀命山(現在の石清尾山)に現れ、山頂に祠が建てられたことが起源と伝えられています。

社名は「石清水八幡宮」と鎮座地の「石清尾山(旧・亀尾山)」を合わせたものだそうです。

その後、南北朝時代には管領・細川頼之が戦勝祈願を行い、武具を奉納。江戸時代には高松城主の生駒氏や松平氏が氏神として社殿を造営し、祭礼も盛大に行われました。

昭和61年の火災で本殿が焼失するも、平成元年に再建。平成30年には創祀1100年を迎え、今も地元の人々に愛され続けています。

 

ご祭神とご利益

石清尾八幡宮のご祭神は、仲哀天皇・応神天皇・神功皇后の三柱です。

ご利益は、安産・子授け、厄除け、家内安全、学業成就、合格祈願、商売繁盛、交通安全など

識子さんの著書によると、心が落ち着く神社。ながく境内にいて、たくさんのよい波動を浴びるといいです。面白いことを楽しんでくれる神様なので、笑える話などをしても喜ばれます。などと書いてありました。事前に読んでおきながら、神社に着くとバタバタしてしまい、すっかりご利益の授かり方を忘れてしまった私。しかも、楽しいお話をするどころか、本気で真剣にご祈願をしてしまった...

 

境内巡り

随神門をくぐると、そこには明るく開けた境内が広がっています。

木々に包まれながらも空が大きく見えて、ふっと深呼吸したくなるような清々しい雰囲気に満ちています。

拝殿は上拝殿と下拝殿の二つに分かれています。それぞれに異なる趣があり二度参拝するような特別な体験ができるのも魅力です。

大鳥居から随神門

八幡通りの突き当たり、参道の正面に構える大鳥居。石清尾神社までは、この大鳥居を目印に辿り着きました♪

目がクリクリの可愛い狛犬さんにまずはご挨拶。

鳥居を抜けると、堀にかかる反橋を渡って随神門へ。

駐車場から見えたこの景色がとても素敵でした。

随神門です。江戸時代に建てられた歴史ある門で、左右には神を守る随身像が安置されています。

堀・橋・門の三点が一直線に重なる構図は、石清尾神社だけだそうです。

随神門の前の狛犬さん。振り向いたような仕草が愛らしくてたまりません。思わず何度も眺めてしまうほどの可愛さです💕

識子さんのブログによると、随身門周辺の「気」がまろやかで柔らかく、心地が良かったとの事。ゆっくり散策する事をおススメします。

下拝殿

随神門をくぐると、その先には落ち着いた雰囲気の広々とした境内が広がっています。

手水舎で身を清めてから、下拝殿へと進みます。

下拝殿は、石段を上がった正面に建つ拝殿です。明治14年(1881)に建立。

舞殿的な開放性を持つ拝殿で、季節の行事や団体祈祷の舞台としても使われ、屋根の反りや唐破風が美しく、ここから上拝殿・本殿へと連なる屋根の景観は見どころのひとつです。

下拝殿に上がれるような雰囲気だったので、中に入ってみました。

龍の提灯(期間限定)

期間限定で展示されていた「龍の提灯」(瀬戸内国際芸術祭2025)の作品を見ることができました✨

境内に飾られた大きな龍の提灯は、神社の雰囲気にもぴったり。夜にはライトアップされていたようで、昼間とはまた違った迫力が楽しめたようです。

ちょうど訪れたときに見ることができて、本当にラッキーでした✨

下拝殿の下を通って、上拝殿の前まで進むこともできます。

上拝殿

上拝殿は、昭和61年(1986)の火災で失われた後、平成元年(1989)に再建された建物です。現在は各種祈祷の会場として使われ、厄除けや安産祈願などで多くの参拝者が訪れます。重厚で堂々とした佇まいは、拝殿というより本殿のような存在感がありました。

 

境内社、境外末社

境内社
(本境内)

上明社、若宮社、高良社、御先社、廣瀬・龍田社、北口霊社

境外末社
(周辺に点在)

道祖神社、蜂穴神社、髪授神社

 

社務所(授与所)

下拝殿を正面に見て左側には社務所があります。

■受付時間:8時~17時

ここでは、いらがしゆみこさんデザインの素敵な御朱印帳が2種類用意されていました。ほかにも御朱印やお守り、お札、絵馬、おみくじなどが揃っており、参拝の記念や願掛けにぴったりです。

 

絵馬堂

下拝殿の右手には絵馬殿があり、休憩スペースも設けられていました。

夏の暑さの中でも心地よい風が通り抜け、参拝の合間にひと息つける場所としてありがたい空間となっていました。

 

参拝を終えて...

石清尾八幡宮は、歴史ある社殿や数々の境内社だけでなく、随神門を抜けた先に広がる落ち着いた空気や、人の温かさまで感じられる場所でした。
大鳥居から本殿まで続く参道の景観は見応えがあり、季節ごとの行事や芸術祭とのコラボ展示など、訪れるたびに新しい魅力に出会えるのも楽しみです。

御朱印やお守りも充実していて、参拝の記念にもぴったり。さらに境内には休憩できるスペースもあり、夏の暑さの中でも心地よい時間を過ごせました。

格式ある歴史と、訪れる人を迎える優しさが調和する「いわせおさん」。高松観光の際には、ぜひ立ち寄っていただきたい神社です。

 

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