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【八浄寺】淡路島七福神めぐりー開運大黒天を祀る、淡路島七福神めぐりの総本院(兵庫県淡路市)

淡路島七福神めぐりー八浄寺ー

淡路島七福神めぐり▶▶▶

淡路島の北部、のどかな山あいにある真言宗の古刹「八浄寺」。

七福神のうち「開運大黒天」をお祀りし、霊場の総本院として信仰を集めています。

室町時代から続く歴史あるお寺でありながら、境内は明るく開放的。朱塗りの宝塔が青空に映え、七福神の手から清めの水が流れる手水舎など、現代的な工夫と祈りの心が調和する、清々しい空気に包まれています。

大黒天は、七福神の中でも人気の高い福の神。
小槌を手に、米俵の上に立つお姿が有名です。もともとは古代インドの神様「マハーカーラ(大黒天)」が起源で、戦や守護の神として信仰されていました。

それが中国、日本へと伝わる中で、次第に「台所の神・福徳の神」として親しまれるようになり、やがて日本古来の神・大国主命と同一視されるようになります。

そのため、大黒さまは仏教・神道のどちらの信仰でも登場する、ちょっと特別な存在のようです。

大黒さまの前に立つと、その穏やかな笑顔に心がほぐれ、自然と前向きな気持ちになれる――そんな力を感じるお寺です。

【八浄寺】基本情報


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公式 こちら▶▶▶
所在地 兵庫県淡路市佐野834
問合せ 0799-65-0026
参拝時間 8時~17時
お参りは24時間OK
拝観料  無料(祈願料300円)
駐車場 無料駐車場有り
寺務所 御朱印・御守り・おみくじなど

※撮影時の情報です。

山号 蓮台山
宗派 高野山真言宗
ご本尊 阿弥陀如来
七福神 大黒天(裕福の神様)
ご利益 五穀豊穣・商売繁盛・金運上昇

駐車場について

無料駐車場があります。

 

【八浄寺】の歴史

八浄寺の始まりは室町時代。

応永年間(1394~1428年)に心了法師が阿弥陀如来を祀ったことがはじまりとされています。その後、延宝年間に中興され、現在の「蓮台山 八浄寺」となりました。

平成元年には、宮大工・大室勝四郎氏によって再建された本堂が落慶。伝統建築の美しさと現代的な設備が融合した堂々たる伽藍が整備され、今も淡路島を代表する寺院として親しまれています。

 

【八浄寺】境内めぐり

【八浄寺】山門(仏心開花の山門)

八浄寺の山門は、「仏心開花の山門」と呼ばれています。

山門の足元に、蓮の花びら模様が石畳に刻まれ、この蓮の上を一歩ずつ踏みしめながら門をくぐることで、心の穢れを払い、福徳の縁を結ぶと伝えられています。

合掌礼拝して蓮の上を歩いて門をくぐると良いそうです。

「仏心開花」とは、誰の心の中にも眠る“仏の心”が、蓮の花のように清らかに咲くことを意味する言葉だそう。

 

【八浄寺】本堂

八浄寺の中心に建つ本堂は、落ち着いた木のぬくもりが感じられる大伽藍です。

御本尊は阿弥陀如来。また、本堂には淡路島七福神の一柱である「開運大黒天」も安置されています。

七福神めぐりの方は、本堂に入り右奥の受付で、七福神めぐりや、ハッピー券の申し込みを済ませ、大黒様がお祀りされているスペースへと進みます。

大黒さまを拝した瞬間――
あまりの存在感に、思わず仰け反ってしまうほどの衝撃を受けました。

オーラが半端ない!という言葉がぴったり。

ゆりはる
ゆりはる
神仏研究家・桜井識子さんの著書にも、こちらの大黒天像には「道が繋がっている」と書かれていました✨ 淡路島七福神めぐりでは、七福神の神様たちが独自の方法で参拝者にご利益を授けてくれているようです。

 

瑜祇七福宝塔

八浄寺のシンボル的な存在。

平成11年11月11日11時11分に落慶した、“ご縁尽くし”の宝塔です。

内部は真言密教の世界観を再現した静かな空間で、太陽の光を取り込み、水晶へと導く「光の柱」が特徴となっています。

弘法大師の教えを体感できる瞑想の場として、年に数回のみ特別公開されています。

 

七福神福手水

本堂へ向かう途中にあるのが、可愛らしい「七福神福手水」。

手水舎には七福神の像が並び、それぞれの手のひらから清めの水が流れ出すという珍しいデザインになっています。

 

お砂踏霊場

本堂の横には、八十八ヶ所のお砂を納めた「お砂踏霊場」があります。四国八十八ヶ所のご本尊の砂が一霊場ずつ祀られていて、ここを一巡することで、実際にお遍路をしたのと同じ功徳を得られると伝えられています。

 

大師堂

本堂のそばには、真言宗の開祖・弘法大師をお祀りする「大師堂」がありました。八浄寺は真言宗の寺院で、淡路島の四国八十八ヶ所霊場ともご縁のあるお寺です。

 

寶塔心柱育ての根元

境内には「寶塔心柱育ての根元」と呼ばれる大きな切り株があります。

案内によれば、約380年の青森ヒバ で、横にそびえる瑜祇七福宝塔の 心柱(柱の根元部分) に使われた木材の根元にあたるのだそうです。

看板には「手を触れて大気のパワーを受け取ってください」と書かれていました。

 

御手洗

可愛い大黒さまの案内板があったので、思わず写真を撮ってしまいました📷✨

七福神めぐりは全部で7つのお寺を巡るので、移動の途中でトイレを見つけたら早めに利用しておくのがおすすめです。特に淡路島の七福神めぐりは山間部にあるお寺も多く、次の目的地まで少し距離があることもあります🚗💨

トイレの前には、七福神の神様たちのイラストが描かれた可愛い看板がありました。どの神様も穏やかな笑顔で描かれていて、見ているだけで心が和みます☺️

きっと、こんな風に、参拝者を出迎えてくれているのだろうなと感じられる1枚です。

 

【八浄寺】参拝を終えて

開運大黒天を祀る八浄寺は、明るく穏やかな空気に包まれたお寺でした。

境内はよく整えられ、朱塗りの宝塔や七福神の手水舎など、どこを見ても心が和む景色が広がっています。

本堂で手を合わせると、不思議と心が落ち着き、大黒さまの柔らかな笑顔に「また明日から頑張ろう」と前向きな気持ちをもらえました。

歴史ある建物や静かな空気の中に、訪れる人を優しく迎え入れてくれるあたたかさが感じられる八浄寺。淡路島七福神めぐりの総本院と呼ばれる理由が、自然と心に伝わってくるようでした。

 

七福神で集めた御朱印とハッピー券での粗品や福笹

7か所巡ってご朱印を頂いた金色の色紙✨

 

こちらが、ハッピー券で7か所巡った最後のお寺で授かった福笹✨

 

同じく、ハッピー券で各お寺さんで頂いた記念品✨
(記念品は内容が変更になる事もあります)

 

7か所巡って集めた七福神のおみくじ✨

可愛すぎる💕

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