
高野山「奥之院」
初めての高野山。
大好きな空海さんに会いたくて、奥之院を訪れました。
奥之院は、弘法大師・空海さんが今も入定していると伝わる聖域です。参道には名だたる武将や歴史上の人物のお墓が並び、歩くほどに歴史の深さが伝わってきました。
今回は朝の勤行に参加したくて早朝に向かいましたが、ちょうど燈籠堂が工事中で(現在は完成)、拝観できる範囲が限られていた為、堂内に入ることはできませんでした。
それでも朝の奥之院は清々しく、空海さんへのお食事「生身供」が運ばれてくる様子は、とても厳かで心に残る儀式でした。
奥之院は、空海さんを間近に感じることが出来る神聖な場所。
初めて向き合ったこの聖域には、今も静かに祈りが息づいているように感じられます。

御廊の橋から先は、撮影禁止となっているので、写真はほぼありません...。
【高野山・奥之院】基本情報
| 公式HP | こちら▶ |
| 所在地 | 和歌山県伊都郡高野町高野山550 |
| 問合せ | 0736-56-2011(金剛峯寺) |
| 参拝時間 | 燈籠堂開扉6〜17時 |
| 拝観料 | 拝観自由 |
| 駐車場 | 周辺に、無料・有料駐車場あり |
| 寺務所 | 奥の院御供所 8時~17時(5~10月)/8時30分~16時30分(11~4月) |
※撮影時の情報となります。
【奥之院 燈籠堂】参拝時間
■開堂時間 6時~17時
■地下法場参拝 6時~16時45分
■供養受付 8時30分~16時30分 ※予約不要
■読経開始時間 9時/10時20分/11時30分/12時4分0/13時40分/14時40分
■ご祈祷受付 8時30分~16時30分 ※予約不要
※上記の時間以外で、下記日程・時間においては燈籠堂が再開堂いたします。
■1月1日 元旦 0時~2時頃
■8月13日 萬燈供養会 19時~21時
■10月1日~3日 萬灯会 19時~21時
駐車場について

中の橋駐車場
奥之院へ向かう際には、「中の橋駐車場」が便利です。参道入口に近く、広めの駐車スペースが整えられています。24時間利用でき、トイレも完備されているので、早朝の参拝にも安心。
私が訪れたのは秋の紅葉期。早朝6時の駐車場はガラガラでした。しかし奥之院を出る頃には周辺道路が大渋滞になっていて、早めの行動が大正解でした。
【高野山・奥之院】歴史と由来
奥之院は、弘法大師・空海が延喜21年(921年)に入定した場所として伝わります。
空海さんは今もこの場所で衆生を見守り続けているとされ、古くから多くの人々が祈りを捧げてきました。参道に並ぶ墓碑や供養塔は、平安から江戸時代にかけて名だたる武将、文化人、商人が高野山に深い信仰を寄せていた証です。奥之院の信仰は1200年以上にわたり続き、朝夕の勤行や生身供が一日も欠かすことなく営まれている歴史があります。
「生身供」とは?
毎朝2回、決まった時刻に、僧侶がご飯や汁物などのお膳を整えて御廟へお供えします。空海さんが今もこの地で修行を続けているという信仰にもとづき、一日も欠かさず続けられてきました。
お膳は丁寧に運ばれ、読経とともに感謝や祈りが捧げられます。奥之院の朝を象徴する行事であり、静かな時間の中で高野山の信仰の深さにふれる場面になります。
【高野山・奥之院】参拝記

中の橋駐車場の前にある奥之院の入り口
早朝5時40分、奥之院前の「中の橋駐車場」に到着。
この時間を選んだのは、毎朝「燈籠堂」で行われる勤行に参加したかったからです。
明け方の奥之院はまだ闇の中で、入口から燈籠堂までは静かな墓所の道を進みます。
足元も見えず、方向も分からないほどの暗さに包まれながら、他の参拝者の後ろを頼りに目的地を目指しました。

早朝5時40分頃の奥之院
お堂がある所に着き、心細い中でお坊さんを見つけて、朝の勤行をお尋ねすると、燈籠堂は改修中...。別の場所で行われますが、お堂の広さの関係で一般の参加は出来ないとの事でした...。
ショックのあまりその場で立ち尽くしていると、何やら周りがザワザワし出し、そんな中、「生身供」が運ばれて来ました。その瞬間、周りの空気が変わり何とも言えない緊張感に包まれました。
とても素敵な光景でした。今までに見たこともない素晴らしいものでした。

3時起きで早朝に出発してきたこともあり、一度車に戻り、短い仮眠をとることに。
明るくなってから再び参拝すると、空海さんにまつわる祈願所や多くの墓所が並び、空海さんの聖地に来たのだと改めて実感しました。
御廟橋を渡った先は撮影禁止のため写真は残せませんが、その静寂と荘厳な空気が心に深く残りました。
幹が三股の御神木👏👏

識子さんの著書で紹介されていたご神木です✨
人との関係がうまくいく・心を穏やかに保てる・性格が丸くなる、
そんなエッセンスを持っているそうです✨
場所は「中の橋駐車場」から奥之院へ向かって歩き、最初の角で左折して突き当たりの右角に立っています。と、説明にはありましたが…めちゃめちゃ探しました(^^♪
ようやく見つけた決め手は、本に載っていた写真✨

心の中でそっとお話をし、エッセンスをいただくと良いそうです✨
私もしっかりとエッセンスを頂いて参りました(^^♪
奥之院の主要なお堂
燈籠堂
奥之院の中心にある建物で、空海さんの御廟へ向かう手前に建ちます。内部には長い年月を経た多くの灯籠が献じられ、静かな明るさが広がっています。ここでは毎朝と昼に生身供が行われ、祈りの場として大切に守られています。御廟に最も近い建物として、奥之院の信仰を象徴する場所です。
御廟
弘法大師・空海さんが入定されていると伝わる聖域です。燈籠堂の奥にあり、参拝は外から静かに手を合わせる形になります。写真撮影は禁止とされ、言葉を少なく祈りを捧げる方が多い場所です。長い時間を越えて今に続く信仰が、この御廟を中心に息づいています。
御供所
生身供のお食事が整えられる建物です。精進料理のお膳がここで準備され、御廟へと丁寧に運ばれていきます。味見をする場所を示す「嘗試地蔵(あじみじぞう)」が並び、儀式の流れが昔から変わらず続けられてきたことを感じられます。
一の橋
参道の入口に位置する橋で、ここから奥之院への静かな道が始まります。橋を渡ると、深い杉林の中に供養塔が続き、ゆっくり歩きながら歴史と祈りを感じられます。奥之院への最初の一歩として、多くの参拝者が心を整えて進む場所です。
御廟橋
御廟橋は、燈籠堂へ進む前に必ず渡る橋で、この先が奥之院でも聖地エリアになります。ここを境に、参拝の作法として静かに歩くことが求められ、写真撮影も控える場所へと変わります。
【高野山・奥之院】でのご祈願を終えて
初めて訪れた高野山・奥之院は、静けさの中に深い祈りが息づく特別な場所でした。
早朝の薄暗い参道、改修中で叶わなかった勤行参加、そして思いがけず目の前で出会えた「生身供」。そのすべての瞬間が、奥之院の厳かさと空海さんの存在をより近くに感じさせてくれました。
明るくなってから歩いた参道には歴史ある墓所が並び、言葉にできないほど清らかな空気が満ちていました。そして、識子さんの本で紹介されていた三股のご神木との出会い。人との関係を整え、心を穏やかにしてくれるというエッセンスを、そっといただくことができました✨
奥之院は、空海さんの祈りが今も続く聖域。
訪れるたびに心が静まり、自分自身と向き合える大切な時間を与えてくれます。
また季節を変えて訪れたくなる、そんな素晴らしい高野山 奥之院でした。